この機能は、リスティング、客室タイプ、またはリスティンググループごとに日別稼働率に基づいて、価格を効果的に調整します。特に、ホテル、アパート、ホステル、複数の民泊物件など、稼働率が頻繁に変動する複数客室施設において、その威力を発揮します。さまざまな予約リードタイムにおける日別稼働率に対して価格設定を最適化することで、収益の最大化を図ります。
なぜこれが重要なのでしょうか
客室の稼働率に応じて価格を調整しないと、稼働率が低い日に価格が高く、需要が高い日に価格が低くなってしまうリスクがあります。その結果、予約を逃したり、収益の損失を招くなどして、客室ごとのパフォーマンスにばらつきが出る可能性があるのです。
仕組み
リスティングまたは部屋タイプ単位での適用
この機能は、リスティングまたは部屋タイプの単位で適用できます。PriceLabsは、特定のユニットタイプの稼働率データを用いて、設定された予約リードタイム内で変動率による価格調整を行います。ホテル、アパートメント、ホステルなど、各客室タイプやユニットタイプの稼働率に基づいて価格を調整したい複数客室施設に最適な機能です。
基準:
この機能は、複数客室のリスティングまたは部屋が複数ある部屋タイプにのみ設定可能です。部屋が一つのリスティングや部屋タイプの場合、稼働率が0%から100%の間で変動し、価格調整が不安定になる恐れがあるので適用できません。
- 複数客室のリスティングや、2~4室の部屋タイプの場合でも、設定できますが、予約ごとに稼働率が大きく変動するため、効果が限定的となる場合があります。
- ユニット数または客室数が5以上の場合に、最も効果を発揮する機能となります。
表 1: ポートフォリオ稼働に応じた価格調整のプロファイル

表 2: 予約リードタイムごとの稼働率と価格調整

部屋タイプ「スタンダードダブル」の稼働率が0日目にすでに97%に達している場合、需給逼迫に対応するため15%の割増料金が適用されることがあります。逆に、15日目の稼働率が27%にとどまっている場合、予約率を促進するため自動的に10%値下げされることがあります。
グループ単位での適用
この機能はグループ単位でも適用可能で、グループ内のすべてのリスティングまたは客室タイプにおける合計稼働率を基に、稼働に応じた価格調整を行います。
次のような場合に適しています:
- リスティンググループ全体での稼働率に基づく価格設定が、より効果的になるリスティングポートフォリオ。
- ホテル、アパートホテル、ホステルなどの複数客室施設において、グループ単位(類似した部屋タイプ、あるいは施設内の全部屋タイプ)での稼働率を把握・分析し、それに応じて一括した稼働に応じた価格設定を適用したい場合。
例 1: リスティングポートフォリオへの適用
表 1: ポートフォリオ稼働に応じた価格調整プロファイル

表2:5リスティングのポートフォリオにおける今後10日間の稼働率データ
0日目の稼働率が20%の場合、25%の割引が適用され、反対に5日目の予約率がすでに80%に達している場合、価格が10%上がることもあります。こうした動的な価格調整により、空室を埋め、需要が高い時期の収益を最大化することができます。
例2:部屋タイプグループへの適用
表 1:ポートフォリオ稼働に応じた価格調整プロファイル
表2:予約リードタイム別稼働率と価格調整
グループの稼働率は、そのグループの全部屋タイプ、全室(予約済みおよび空室)を考慮して算出されます。包括的な稼働率に基づき、自動で料金が調整されます。
設定の仕方
リスティングまたは部屋タイプ単位での設定
- 「価格カレンダー」→「カスタマイズ設定」→「編集」を選択。
- 「すべてのカスタマイズ設定」の下にある「ポートフォリオ稼働に応じた価格調整」を有効化。
- ホテルモードがオンの場合、この機能は「複数客室の稼働に応じた価格調整」として表示されます。
- 曜日ごとに同じルールを適用する場合は「すべての曜日」を選択し、週末と平日で異なるルールを適用する場合は「週末・平日別」を選択してください。
- 希望のプロファイルを選ぶか、「プロファイル編集」をクリックしてカスタマイズを設定。
- 「週末/平日別」を選択した場合は、「平日」と「週末」の下にある「プロファイル編集」をクリックし、それぞれ個別に設定する必要があります。

- 「変更を保存」をクリック。
グループ単位での適用
- 「ダイナミックプライシング」→「カスタマイズ設定」に移動。
- 「グループ」タブを開き、対象のグループカスタマイズの「編集」をクリック。
- 「すべてのカスタマイズ設定」セクションで、「ポートフォリオ稼働に応じた価格調整」を選択し、トグルをオンにする。
- ホテルモードがオンの場合、この機能は「複数客室の稼働に応じた価格調整」として表示されます。
- 曜日ごとに同じルールを適用する場合は「すべての曜日」を選択し、週末と平日で異なるルールを適用する場合は「週末・平日別」を選択してください。
- 希望のプロファイルを選択するか、「プロファイル編集」をクリックしてカスタマイズを設定。
- 「週末/平日別」を選択した場合は、「平日」と「週末」の下にある「プロファイル編集」をクリックし、それぞれ個別に設定する必要があります。

- 「変更を保存」をクリック
利用可能なプロファイル
PriceLabsでは、さまざまな予約リードタイムに合わせて設定した価格プロファイルをご用意しています。これらは出発点としては十分ですが、「カスタム」を選択して、ご自身の価格戦略に合わせたプロファイルを作成することも可能です。
- 予約リードタイム(短):11~20日前の時点で50%の稼働率を目標とする
- 予約リードタイム(中):16~30日前の時点で50%の稼働率を目標とする
- 予約リードタイム(長):31~60日前の時点で50%の稼働率を目標とする
- カスタム:予約期間の設定や価格調整を完全にカスタマイズ可能
- なし:この機能を無効にする(トグルを「OFF」にするのと同じ)
ルールに関する留意点
- 日付の範囲は連続した数字で指定する必要があります(例:0~15、16~30など)。
- 各稼働率区分の価格調整は、前の稼働率区分よりも小さく設定する必要があります。
- 調整率は-50%から+500%の範囲内でなければなりません。
- これらのパーセンテージは、他のすべての価格設定ロジックやカスタマイズ設定に上乗せして適用されます。
- より短い間隔(行や列の数を増やす)を追加したい場合は、最後の列または行にある
ボタンをクリックするだけで追加できます。
注記
- 稼働率は、グループ内全リスティングの日別平均値です。
- この調整は、PriceLabsのアルゴリズムおよびその他のカスタマイズ設定に上乗せされます。
- 最終価格は、設定された最低価格を下回ることも、最高価格を上回ることもありません。
- 固定価格による上書き(リスティング単位)および基本価格に対するパーセンテージによる上書き(グループ/アカウント単位)は、稼働率に基づく価格設定よりも優先されます。
- 調整一覧のすべての内容はカスタマイズ可能です。
- 次の物件管理システム/サイトコントローラーのいずれかを使用している場合を除き、予約不可日は予約済みとして扱われます:
- 365Villas、Avantio、Beds24、BookingSync、Brightside、Direct、Elina PMS、Eviivo、FantasticStay、Hospitable、Hostfully、Hostify、Hostaway、iGMS、Kigo、Lodgix、Lodgify、KrossBooking、LMPM、MyVR、 Octorate、OwnerRez、Rentals United、Rentlio、ResHarmonics、Smoobu、Stays、Streamline、SuperControl、Track、Uplisting、VReasy
- グループ稼働率は、「同期スイッチ」がオンになっているリスティングのみが計算対象となります。
グループ内のリスティングで価格設定期間(PriceLabsが推奨価格を送信するまでの期間を指す)が異なる場合、稼働率の計算には最も短い期間が使用されます。