レポートビルダーの指標について

レポートビルダーの指標について

レポートビルダーで利用できる各指標を理解することは、価格設定やパフォーマンスについて適切な判断を行う上で重要です。各指標から、リスティングのパフォーマンスをさまざまな角度で確認できます。価格競争力、予約ペース、稼働率の推移、売上、マーケットにおける位置付けなど、リスティングの状況を幅広く把握できます。

期間と比較表記について

レポートビルダーでは、比較期間を示す表記が使用されています。正確に分析するには、STLY(前年の同時期)とLY(前年)の違いを理解することが重要です。

具体例:基本的なケース

  • 今日の日付:2026年7月21日

  • レポート期間:第3四半期(2026年7月1日~2026年9月30日)

  • 現在の指標(例:売上):今日の時点での2026年第3四半期の確定済み売上の合計(過去の宿泊実績に加え、9月30日までの確定済みの今後の予約を含む)。

  • STLY(前年同期):第3四半期の比較期間について、前年の同じ日付(2025年7月21日)の時点での指標の値を示します。

    • 用途:予約ペースを確認するために使用します。例えば、9月下旬に開催される地域のお祭りで、通常は7月下旬までに予約が埋まる場合、STLYを確認することで、現時点での予約ペースが前年と同じ水準かどうかを把握できます。

  • LY(前年):前年の比較期間(2025年7月1日~2025年9月30日)の実績を示します。

    • 用途:現在の状況を、前年実績と比較するために使用します。

比較値の計算方法

  • 前年同期比(%)/差分:前年の同じ時点と現在のパフォーマンスを比較するための指標です。

  • 前年比(%)/差分:前年の実績と現在のパフォーマンスを比較するための指標です。


マーケットデータの参照元

デフォルトでは、各リスティングのマーケットデータ参照元は、近隣ダッシュボードで選択しているもの(手動で選択した近隣のリスティングまたはマーケットダッシュボード)となります。レポートビルダーの「マーケットデータの参照元を定義」ボタンを使って、グループ、タグ、サブグループ、都市、またはベッドルーム数ごとにマーケットデータの参照元を設定することもできます。詳しくはこちらをご覧ください。

差分と予測の計算式の概要

標準指標(売上、平均客室単価(ADR)、RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)、予約数、ピックアップ(予約数の増分)
  • 前年比(%)差分 =((現在の指標 − 前年の指標)/前年の指標)× 100
  • 前年同期比(%)差分 =((現在の指標 − 前年同期の指標)/前年同期の指標)× 100
稼働率の指標(パーセント表示)
  • 稼働率の前年比差分 = 現在の稼働率(%)− 前年の稼働率(%)
  • 稼働率の前年同期比差分 = 現在の稼働率(%)− 前年同期の稼働率(%)
予測指標
  • 売上予測の前年比(%) =((予測売上 − 前年の売上)/前年の売上)× 100
  • 稼働率予測の前年比差分 = 予測稼働率(%)− 前年の稼働率(%)

1. 稼働率の指標

  • 稼働率(%) - 選択期間で、リスティングが予約された割合。

  • 有料稼働率(%) - 実際に料金を支払ったゲストが利用したリスティングの割合を示します。

  • 調整後稼働率(%) - 実際に販売可能だったリスティング数のうち、予約されたリスティングの割合を示します。

稼働率の各指標計算方法

(例:今後7泊のうち、3泊が予約済みで、2泊がブロックされている場合)

  • 総稼働率 =(予約済み泊数+ブロック泊数)/総泊数

    • 稼働率 = 5/7 → 71.43%

  • 調整後稼働率 = 総予約泊数/総販売可能泊数(ブロック泊数を除く)

    • 調整後稼働率 = 3/5 → 60%

  • 有料稼働率 = 総予約泊数/総泊数

    • 有料稼働率 = 3/7 → 42.86%

リスティングの稼働率

  • 調整後稼働率(%):選択期間の販売可能泊数(ブロックされている泊数を除く)のうち、予約されている泊数の割合。

    • 計算式:(予約泊数/販売可能泊数)× 100

  • 調整後稼働率(%)前年同期:前年の同じ時点での調整後稼働率。

  • 調整後稼働率(%)前年同期比差分:調整後稼働率(%)-調整後稼働率(%)前年同期

  • 調整後稼働率(%)前年:前年の対象期間全体の最終的な調整後稼働率。

  • 調整後稼働率(%)前年比差分:調整後稼働率(%)-調整後稼働率(%)前年

  • 調整後稼働率の目標:リスティングに設定した目標稼働率。目標設定パネルから設定できます。

  • 調整後稼働率の目標達成率(%):(調整後稼働率(%)/稼働率目標(%))× 100

  • 調整後稼働率の目標との差分:調整後稼働率(%)-稼働率目標(%)

  • 週末/平日の調整後稼働率(%)

    • 週末=(週末の予約泊数/週末の販売可能泊数)× 100

    • 平日=(平日の予約泊数/平日の販売可能泊)× 100

  • 予測調整後稼働率(%):PriceLabsのアルゴリズムによって算出された、最終的な調整後稼働率の予測値。

  • 予測調整後稼働率(%)の前年比差分:予測調整後稼働率(%)-調整後稼働率(%)前年

  • 予測調整後稼働率(%)と目標との差分:予測調整後稼働率(%)-稼働率目標(%)

市場稼働率とMPI(市場浸透指数)

  • 市場稼働率(%):設定した市場における、すべてのアクティブな競合リスティングの平均稼働率。

    • 計算式:(市場内のリスティングの予約泊数の合計/市場内のリスティングの販売可能泊数の合計)× 100

  • 市場の平日/週末稼働率(%):平日または週末に分けて算出した市場稼働率。

  • MPI(市場浸透率)(%):市場全体の基準値と比較して、リスティングの稼働率がどの程度かを示します。

    • 計算式:(リスティングの調整後稼働率(%)/市場稼働率(%))× 100

有料稼働率・総稼働率の指標

  • 有料稼働率(%):(予約泊数/カレンダー上の総泊数)× 100

  • 総稼働率(%):(予約泊数+ブロック泊数)/カレンダー上の総泊数 × 100

  • 予測有料稼働率(%):選択期間の最終的な有料稼働率の予測値。

  • 予測有料稼働率(%)の前年比差分:予測有料稼働率(%)-有料稼働率(%)前年

泊数に関する指標

  • 総泊数:選択期間のカレンダー上の総日数。

  • 予約泊数:確定済みの予約が入っている泊数の合計。

  • 予約可能泊数:総泊数 − ブロック泊数

  • 販売可能泊数:予約可能泊数 − 予約泊数

  • 予約不可泊数:運用上の制約により予約できない、空いている泊数。

  • ブロック泊数:ホストまたはオーナーが手動で予約不可に設定した泊数。

注:複数のリスティング、または複数客室施設で構成されるリスティングを選択している場合、これらの指標には1つのカレンダー日につき2泊以上が含まれることがあります。

2. 予約・宿泊日数に関する指標

ポートフォリオ・予約数に関する指標

  • アクティブなリスティング/ユニットの総数:選択した条件に該当する、アクティブなリスティング/ユニットの数。選択期間中、リスティングが完全にブロックされている、または予約不可となっている場合は、この指標には含まれません。

  • 予約数:選択した宿泊期間に入っている確定済みの予約数。

  • 市場の予約数:対象期間中に市場内のリスティングに入っている確定済みの予約数の合計。

予約リードタイムに関する指標

予約リードタイムとは、予約が作成された日からチェックイン日までの日数を指します。


  • 平均予約リードタイム:(予約日からチェックイン日までの日数の合計)/(予約総数)

  • 予約リードタイムの中央値:すべての予約におけるリードタイムの中央値。
  • 市場の平均/予約リードタイム中央値:市場全体における予約リードタイムの基準値。

宿泊日数に関する指標

  • 最低宿泊日数:PriceLabsで設定されている最低宿泊日数のルール。
  • 平均宿泊日数:予約済み泊数の合計/予約総数
  • 宿泊日数の中央値:受け付けた予約における宿泊日数の中央値。
  • 市場の平均/宿泊日数中央値:市場全体における宿泊日数の基準値。

3. 売上に関する指標

PriceLabsでは、PMS(物件管理システム)から取得したデータに基づき、売上を2つの異なる定義に分けています。


  • 客室売上:宿泊料金のみの売上。清掃料金、追加人数料金、チャネル手数料、税金は含まれません。

  • 総売上:客室売上+手数料+税金(チャネル手数料を除く)。
    客室売上と総売上の定義は、
    こちらからカスタマイズできます。

    カスタム計算式ビルダーは、現在、以下のPMS連携でご利用いただけます。

  • Guesty

  • Hospitable

  • Airbnb

  • Hostaway

  • Smoobu

  • Hostfully

  • Ownerrez

  • Lodgify

  • Track

  • Stays

  • Streamline

売上合計

  • 客室売上:確定済みの予約による宿泊料金の合計。
  • 客室売上の前年同期比(%):((客室売上 − 客室売上(前年同期)) / 客室売上(前年同期)) × 100
  • 客室売上の前年比(%):((客室売上 − 客室売上(前年)) / 客室売上(前年)) × 100
  • 総売上:客室売上、手数料及び税金の合計。
  • 売上予測:アルゴリズムによって算出された売上予測。
  • 客室売上予測の前年比(%):((客室売上予測 − 客室売上(前年)) / 客室売上(前年)) × 100
  • 客室売上予測の目標達成率(%):(客室売上予測 / 客室売上の目標)× 100

平均客室単価(ADR)に関する指標

  • 客室ADR:客室売上 / 予約泊数

  • 総ADR:総売上 / 予約泊数
  • 市場ADR:市場内の競合リスティングにおける、予約泊数の平均客室売上。
  • ADR指数(%):(リスティングADR / 市場ADR)× 100
  • ADR予測:客室売上における最終的なADRの予測値。
  • ADR予測の前年比(%):((ADR予測 − ADR(前年)) / ADR(前年)) × 100
  • ADR予測の目標達成率(%)ADR予測 /ADR目標)x 100

RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)に関する指標

  • RevPAR:客室売上 / 販売可能泊数
  • 総RevPAR:総売上 / 販売可能泊数
  • 市場RevPAR:市場全体における、販売可能なリスティング1泊あたりの売上。
  • RevPAR指数(%):(リスティングのRevPAR / 市場RevPAR)× 100
  • RevPAR予測:販売可能な1泊あたりの最終的な客室売上の予測値。
  • RevPAR予測の前年比(%):((RevPAR予測 − RevPAR(前年)) / RevPAR(前年)) × 100
  • RevPAR予測の目標達成率(%):(RevPAR予測 / RevPAR目標) x 100

見込み売上に関する指標

  • 予約可能な日付の見込み売上:カレンダー上で空いていて予約を受け付けられる日付から得られる見込み売上。
  • 予約不可の日付の見込み売上:制約によって予約を受け付けられない日付から得られる見込み売上。
  • ブロックされた日付の見込み売上:ホストがカレンダー上で予約不可に設定した日付から得られる見込み売上。

4. 価格に関する指標

リスティングの価格に関する定義

  • 基本価格:リスティングに設定されている基本料金。
  • デフォルトのカスタマイズ適用後の価格:カスタマイズによる上書きを適用する前の推奨価格。
  • カスタマイズ後の価格(最低・最高価格の制限適用前):カスタムルール適用後で、最低・最高価格制限適用前の推奨価格。
  • 最終価格:最低・最高料金の制限を適用した最終的な推奨価格。
  • 過去の最終価格:過去の日付における最終的な推奨価格の記録。(1日前、3日前、7日前、30日前の最終価格)
  • 直近価格:直近のデータ取得時に検出された料金。

市場掲載価格のパーセンタイル

  • 平均市場掲載価格: 市場の平均掲載価格

  • 市場掲載価格の25/50/75/90パーセンタイル: 市場価格の基準値。

5. ピックアップ(予約数の増分)に関する指標

ピックアップは、過去3日、7日、14日、30日、60日などの一定期間における指標の変化を示します。


  • 計算式:指標の変化量(X日間)=本日の指標値 − X日前の指標値

予約泊数のピックアップ

  • 予約泊数のピックアップ(X日間):予約泊数の変化量。

  • 前年同時期の予約泊数のピックアップ(X日間):前年同時期と比較した予約泊数の変化量。

稼働率のピックアップ

  • 稼働率のピックアップ(X日間):本日の調整後稼働率(%)− X日前の調整後稼働率(%)。

  • 稼働率のピックアップの前年同時期との差(X日間):稼働率のピックアップ(X日間)− 前年同時期の稼働率のピックアップ(X日間)。

売上のピックアップ

  • 客室売上/総売上のピックアップ(X日間):売上の増加額。

  • 客室売上のピックアップの前年比(X日間):{(客室売上のピックアップ(X日間)− 前年同時期の客室売上のピックアップ(X日間))/ 前年同時期の客室売上のピックアップ(X日間)}× 100

ADR・RevPARのピックアップ

  • 客室売上/総売上/市場ADRのピックアップ(X日間):ADRの変化。
  • 客室売上/総売上/市場RevPARのピックアップ(X日間):RevPARの変化。

6. 祝日・イベントデータ

  1. イベント数:リスティングに影響を与える地域のイベント・祝日の総数。
  2. 前年のイベント数:前年のイベント・祝日の総数。
  3. イベント名:現在有効な各イベントの名称。