売上計算式の設定

売上計算式の設定

売上計算式は、PriceLabs の収益レポートを、普段お使いの定義に合わせて設定できる便利な機能です。これにより、売上データの不一致が解消され、煩雑な照合作業が不要となります。ご利用中の物件管理システムが対応している場合は、 support@pricelabs.coまでお問い合わせいただくことで、売上計算式ビルダーをご利用いただけます。

売上計上設定

次の3つの売上計上方法から選択できます。

宿泊日ごとに均等配分(デフォルト)
予約の宿泊日数に応じて各宿泊日に均等に配分されます。
この方法は、次のような用途に適しています。
      • トレンド分析
      • 稼働率や予約ペースの分析
      • 前月比や前年同月比などの業績比較
      チェックイン日
      売上全額がチェックイン日に計上されます。
      この方法は、次のような用途に適しています。
      • チェックイン件数の把握
      • イベントごとのレポート作成
      • 運用状況の分析
      チェックアウト日
      売上全額がチェックアウト日に計上されます。
      この方法は、次のような用途に適しています。
      • 会計データの照合
      • オーナー向け収支報告書の作成
      • 宿泊完了後に売上を計上する運営形態

      売上計上方法の設定

      売上計上方法の設定は、PriceLabs の複数の機能から行えます。また、アカウント設定の売上計算式タブから設定することもできます。

      ポートフォリオ分析

      ポートフォリオ分析では、ページごとに売上計上方法を設定できます。対応しているページでは、それぞれ個別に売上計上方法を切り替えられます。

      これにより、用途に応じて売上計上方法を柔軟に使い分けることができます。

      • 宿泊日ごとに均等配分:予約ペースやトレンドの分析に適しています。
      • チェックイン日またはチェックアウト日:到着・出発状況や運営状況の分析に適しています。
      予約インサイト

      予約分析では、3つの売上計上方法すべてに対応しており、レポートの目的に最適な会計方式に基づいて予約データを表示できます。

      レポートビルダー

      PriceLabs の標準レポートテンプレートでは、デフォルトで宿泊日ごとに均等配分が使用されます。

      レポートの表示時またはエクスポート時には、別の売上計上方法へ切り替えることができます。選択した売上計上方法は現在のセッションでのみ有効で、次回レポートを開くと、自動的にデフォルトの宿泊日ごとに均等配分へ戻ります。

      オーナーレポート

      オーナーレポートでは、アカウントのデフォルトの売上計上方法の設定が自動的に適用されます。

      これにより、レポートごとに追加の設定を行うことなく、すべてのオーナーレポートで一貫した売上計上方法を維持できます。


      売上計算式


      この機能について

      この機能では、宿泊売上と総売上について、それぞれ独自の計算式を設定できます。物件管理システム(PMS)や社内の会計部門によって売上の定義は異なるため、この機能を利用することで、PriceLabsを財務指標の信頼できる基準として活用できます。

      この数式は、お客様のポートフォリオおよび予約データにのみ適用され、市場データの計算には一切影響しません。

      デフォルトの売上計算

      このツールは、ご使用会計ツールの定義が PriceLabs の標準的な定義と異なる場合に必要です。

      指標PriceLabsのデフォルト定義
      宿泊売上調整後の宿泊売上(宿泊料金から割引額を差し引いた金額)
      総売上総費用またはホストへの支払額(物件管理システム連携によって異なります)

      対応物件管理システム(PMS)

      カスタム計算式ビルダーは、現在、以下の物件管理システムとの連携でご利用いただけます。
      1. Guesty
      2. Hospitable
      3. Airbnb
      4. Hostaway
      5. Smoobu
      6. Hostfully
      7. Ownerrez
      8. Lodgify
      9. Track
      10. Stays
      11. Streamline
      今後、対応する物件管理システムを順次追加する予定です。ご利用中の物件管理システムが未対応の場合、support@pricelabs.co までご要望をお寄せください。なお、新しい物件管理システムへの対応開始までには3~4週間ほどかかります。

      その他の物件管理システムについて: カスタム計算式にまだ対応していない多くの物件管理システムでも、現在PriceLabsがお客様のアカウントで使用しているデフォルトの売上定義をご確認いただけます。定義自体を編集することはできませんが、現在どのような定義が使用されているかを把握できます。

      売上計算式ビルダーを使う      

      1. アクセスと作成
        1. アクセス: PriceLabsのアカウント設定に移動し、「売上計算式」セクションを開きます。
        2. 対象を選択: このセクションでは、宿泊売上と総売上の両方をカスタマイズできます。デフォルトでは、アカウントレベルの定義のみがサポートされています。リスティングレベルの計算式ビルダーを有効にするには、support@pricelabs.co までご依頼ください。
        3. 計算式を作成: インターフェースを使用して、データ項目(下記付録を参照)、四則演算(足す:+、引く:-、かける:*、割る:/)、および固定の数値を選択して計算式を作成します。
        4. プレビューと保存: プレビュー機能を使用して、適用する前に最新の予約に対する計算結果を確認します。
      2. 検証ルールとトラブルシューティング
        1. データの正確性を維持するため、複数のチェックを実行します。計算式に問題がある場合、以下のいずれかのエラーが表示されます。
          1. コンテンツ要件
            1. 必須指標を含める: 計算式は、以下主要指標のうち少なくとも1つを含まなければなりません。
              1. 総費用
              2. 調整後の宿泊売上
              3. 総宿泊収入
              4. 純宿泊収入
              5. オーナー宿泊収入
              6. ホストへの支払額
              7. 小計金額
            2. 長さ制限: 計算式は1000文字未満である必要があります。
          2. 構文とロジック
            1. 計算式の形式: すべての括弧が正しく対応しており、計算記号が正しく配置されていることを確認してください。0で割ることはできません。
            2. 計算結果は0以上であること: 売上計算式の結果は、正の数または0になる必要があります。計算式の結果がマイナスになるような計算式は使えません。
            3. 数値であること: 計算式の結果は、文字列などではなく数値でなければなりません。
          3. データ利用可否
            1. 不明な項目:お使いの物件管理システムのマッピングで利用可能なフィールドのみを使用してください。
            2. 予約データ不足:検証には、少なくとも1件の既存の予約が必要です。アカウントに予約が存在しない場合、数式を検証することはできません。
            3. 物件管理システムデータ不備:お使いの物件管理システムから正確な「収益内訳」データが取得できない場合、PriceLabsではカスタム計算式を実行できません。
      3. 使用例:数式の作成
        次の例は、一般的な会計上のニーズを、利用可能なデータフィールドを用いて独自の数式に変換する方法を説明してしています。
        目的定義する指標カスタム計算式設定根拠
        宿泊売上からホストサービス手数料を差し引く宿泊売上[調整後の宿泊売上] - [ホストサービス手数料]ホストに請求されるプラットフォーム手数料を差し引く。
        Airbnbホストへの支払い額と一致させる
        (Airbnbユーザー向け)
        宿泊売上ホストへの支払いAirbnb上で表示されるホストへの支払い額を、宿泊売上と定義する。
        すべての料金を宿泊売上に加算宿泊売上[調整後宿泊売上] + [手数料総額]価格を総額表示(すべて込みの価格)にするため、宿泊売上の一部として請求される各種手数料を含める。
      4. 数式の優先順位
        リスティングに複数の数式が設定され、それらが競合する場合は次のルールに基づいて処理されます。
        1. リスティング単位:個別のリスティング単位で設定された数式は、アカウント単位で設定された数式より常に優先されます。
        2. アカウント単位:該当する物件管理システムのすべてのリスティングに適用されます。
        3. デフォルト適用:どちらの単位にもカスタム数式が設定されていない場合は、PriceLabsの標準計算式が使われます。

      カスタム定義の影響

      カスタム数式を適用すると、PriceLabsの各指標で表示される売上の定義が一貫して変更されます。

      1. カスタム宿泊売上(のみ)の影響を受けるもの
        1. ポートフォリオ分析のKPIおよび実績レポート
        2. ポートフォリオ分析のペーシングレポート
      2. カスタム宿泊売上/総売上両方の影響を受けるもの
        1. 価格・予約・インサイトを確認
        2. 予約レポート
        3. レポートビルダー
        4. オーナー分析(ベータ版)

      重要事項:カスタム定義は、市場宿泊売上指標の計算には影響しません。これらの指標は、スクレイピングによって取得された市場データに基づいて算出されるためです。

      動的最低価格への影響

      カスタム宿泊売上の数式が、動的最低価格にどのような影響を与えるかを理解することは非常に重要です。

      デフォルトでは、PriceLabsは動的最低価格を、前年度の平均客室単価(ADR)より10%高く算出します。

      平均客室単価(ADR)は宿泊売上から直接算出されるため、計算式を変更すると、動的最低価格も自動的に変動します。

      • カスタム計算式によって宿泊売上が増加すると、算出される平均客室単価(ADR)も上昇し、それに伴って動的最低価格も高くなります

      • 一方、カスタム計算式によって宿泊売上が減少した場合(たとえば、手数料を差し引く計算式を設定した場合)は、算出される平均客室単価(ADR)も低下し、それに伴って動的最低価格も低くなります

      推奨事項: 新しい収益計算式を適用した後は、動的最低価格の設定を必ず見直し、現在の価格戦略に適した内容になっていることを確認してください。

      付録:データ項目定義一覧

      計算式で使用できる項目は、連携している物件管理システムからPriceLabsに送られるデータによって決まります。下記一覧には、対応しているすべての物件管理システムで利用可能なデータ項目が掲載されています。
      項目名定義
      宿泊料金割引宿泊料金または基本宿泊料金に直接適用される割引。(Guestyでのみ利用可能)
      宿泊料金の月間割引月単位の滞在に対して適用される割引。(Guestyでのみ利用可能)
      宿泊料金の週間割引単位の滞在に対して適用される割引。(Guestyでのみ利用可能)
      調整後宿泊売上割引後の宿泊売上
      調整予約合計金額に適用されるその他の追加料金または割引。
      清掃料金ゲストに清掃費として請求される料金。
      手数料管理会社によって差し引かれる手数料または手数料率。
      除外項目特定のアカウントに適用される除外項目。(Streamlineでのみ利用可能)
      追加人数料金標準宿泊人数を超えるゲストに対して請求される追加料金。
      宿泊明細料金予約明細または請求書に追加されるその他の料金。(Trackでのみ利用可能)
      チャネル割引予約チャネルによって適用される一般的な割引。(Guestyでのみ利用可能)
      総宿泊売上費用、手数料、割引が差し引かれる前の宿泊売上。
      ゲストサービス手数料予約チャネルまたは予約プラットフォームがゲストに直接請求する手数料。
      ホストへの支払額予約チャネルの手数料や仲介手数料がすべて差し引かれた後に、ホストまたは物件管理会社が受け取る最終的な金額。
      ホストサービス手数料予約チャネル/予約プラットフォームがホスト/物件管理会社に請求する手数料。
      宿泊日数割引予約期間に応じて適用される割引。
      リネン料金リネンやタオルの使用またはクリーニングに対して請求される料金。
      純支払額主な控除額を差し引いた後の最終的な収入。
      純宿泊売上Guestyのビジネスモデルで定義される純宿泊売上。(Guestyでのみ利用可能)
      オーナー宿泊売上物件オーナーに配分される宿泊売上。
      ペット料金ペット同伴のゲストに対して請求される料金。
      保証金返金可能な保証金として徴収される金額。
      小計金額税別の合計金額。
      合計金額ゲストが支払う予約の合計金額(宿泊料金、手数料、税金を含む)。
      割引合計額予約に適用されたすべての割引の合計額。
      追加料金合計すべてのオプション料金/追加料金の合計額。
      料金合計額税金を除くすべての料金の合計額。

      料金・税金合計額
      すべての料金と税金の合計額。
      税金合計額適用されるすべての税金(例:地方税、宿泊税、売上税)の合計額。