異なる単位で複数のカスタマイズが設定されている場合、どのルールが適用されるかという優先順位を理解しておくことはとても大切です。ある賢人のかつての言葉にあるように、「偉大な力には、大きな責任が伴う」のです。
アカウント、グループ、サブグループ、およびリスティングの各単位でルールを設定できる機能は、複数のリスティングを管理している場合に便利です。これにより、各リスティングごとに個別にカスタマイズ設定を行う手間を省くことができます。このガイドでは、これらの単位のうち2つ以上にカスタマイズが設定されている場合、PriceLabsがどのようにそれらを適用するかを説明します。
はじめに
カスタマイズ設定タイプ
主に2種類のカスタマイズ設定を提供しています:
- カスタマイズ設定ルール:これらは、「直前予約割引」、「端数空室価格」、「最低宿泊日数制限」などのルールです。
- 日別上書き設定:特定の日付に適用する以下のようなルール:
デフォルトでは、カスタマイズ設定と日別上書きの優先順位は次のとおりです:
どちらのカスタマイズ設定も、アカウント(物件管理システム)、グループ、およびリスティングの各単位で適用できます。それでは、異なる単位で複数のルールが存在する場合、PriceLabsがどのようにルールの適用を決めているかご覧いただきましょう。
カスタマイズ設定の適用ルール

PriceLabsは、以下のルールに則って、各リスティングにどのカスタマイズ設定を適用するかを決定します:
- リスティング単位のカスタマイズが設定されている場合、優先的に適用されます。
- リスティング単位のカスタマイズは設定されていないが、サブグループ単位のカスタマイズが設定されている場合は、サブグループ単位のカスタマイズが適用されます。
- リスティング単位およびサブグループ単位のカスタマイズは設定されていないが、グループ単位のカスタマイズが設定されている場合は、グループ単位のカスタマイズが適用されます。
- リスティング、サブグループ、グループのいずれの単位でもカスタマイズがも設定されていないが、アカウント単位でカスタマイズ設定されている場合、アカウントレベルのカスタマイズが適用されます。
重要:最低宿泊日数の設定は「適用」または「適用しない」のいずれかとなります。単位別に異なる設定を混在させることはできません(例えば、ある単位の最低宿泊日数設定とは異なる最低宿泊日数設定を別単位の設定として組み合わせて適用することはできません)。
例:
- アカウント単位で「デフォルト」、「端数空室」、「直前予約」の設定が行われているとします。
- リスティング単位で「最低宿泊日数(デフォルト)」を設定した場合、アカウント単位で設定された「デフォルト」、「端数空室」、「直前予約」は無視されます。
- リスティング単位で設定された「最低宿泊日数(デフォルト)」のみが適用されます。
日別上書き設定の適用ルール
ある日付に対して、異なるレベルで複数の「日別上書き」が設定されている場合、PriceLabs は以下ルールに基づいて、どの設定を適用するかを決定します:
- リスティング単位で上書きが設定されている場合は、その設定が適用されます。
- リスティング単位での上書き設定はないが、サブグループ単位での上書き設定がある場合は、サブグループ単位の上書き設定が適用されます。
- リスティング単位およびサブグループ単位での上書き設定はないが、グループ単位での上書き設定がある場合は、グループ単位の上書き設定が適用されます。
- リスティング、サブグループ、グループのいずれの上書き設定も存在しないが、アカウント単位の上書き設定がある場合、その設定が適用されます。
たとえば、特定の日付についてリスティング、グループ、アカウントの各単位で上書き設定がある場合、リスティング単位での上書き設定が優先されます。その他の例については、以下の表をご覧ください。
カスタマイズ設定と上書き設定の適用
特定の日付に対して、カスタマイズまたは日別上書きの設定が1つだけ適用される場合の扱いはシンプルですが、複数のカスタマイズや上書きが適用される場合は、以下の順序で適用されます:
固定価格のカスタマイズ設定と上書き(以下優先順位で適用):
日別上書き設定(固定価格) → 直前予約価格 → 端数空室価格
注:アカウントおよびグループ単位の基本価格の料率変更上書き設定は、「固定額」として扱われます。
アカウントまたはグループ単位の基本価格に対する料率変更の上書き設定があり、かつリスティング単位で固定価格の上書き設定がない場合、アカウントまたはグループ単位の基本価格に対する料率変更の上書き設定が優先されます。
- リスティング単位で固定の最低価格または最高価格の上書きが設定されている場合でも、アカウントまたはグループ単位での基本価格に対する料率変更の上書き設定が優先されます。
- 例:
- リスティング単位で固定最高価格が1,450を設定。
- グループ単位では、基本価格の上書き設定で+270%の変更率を設定。
- 最終価格は、リスティング単位で設定した最高価格1,450ではなく、475(基本価格)× 3.70 + 10%の最終調整額 = 1,933が優先して適用されます。
直前予約割引および端数空室割引の適用(該当する場合)
- 日別上書き設定が適用されない場合は、「直前予約」および「端数空室」の価格が適用されます。
- 「直前予約」と「端数空室」両方の価格設定が存在する場合:
どちらも割引の場合、割引率の高い方が適用されます。
一方が割引で他方が割増、あるいは両方が割増の場合、両方が適用されます。
- 料率ベースの調整と稼働率に基づく調整
これらは、「固定」価格設定が適用されていないすべての日付について、基本価格に上乗せして適用されます。
- 最低宿泊日数制限の決定
- 以下優先順位で、適用される「最低宿泊日数ルール」が決まります(複数のルールがある場合):
日別上書き設定 → 早期予約最低宿泊日数 → 直前予約の最低宿泊日数 → デフォルトの最低宿泊日数 - 「端数空室」のカスタマイズ設定に関する例外:
- 「端数空室」のカスタマイズが設定されている場合、他のすべての「最低宿泊日数」よりも短い最低宿泊日数となる場合に限って優先されます。
- 例:
- 「直前予約の最低宿泊日数」を「10日以内は1泊」と設定。
- また、「端数空室」のルールを、1~3日の空室に対して「空室期間の長さ」と設定。
- 翌週に2日間の端数空室があった場合、「直前予約の最低宿泊日数」が優先されるため、「空室期間の長さ」のルールは適用されません。
一度に多くのことを覚えなければならないと負担に感じるかもしれませんが、複数の単位でカスタマイズ機能を利用する場合、これらの仕組みを理解することはとても大切です。一度しっかり理解すれば、その仕組みが極めて合理的で分かりやすいことにお気付きになるでしょう。そうすれば、この優れた機能をご自身で最大限に活用できるようになります!