マーケットダッシュボードを開くと、以下のリストから主な目的を選択するよう求められます。
ダッシュボードは、その目的に関連するチャートのみを表示するガイド付きフローに再構成されます。
システムは前回使用したビューを記憶し、次回アクセス時に自動的に読み込みます。
このガイド付きフローは、ユーザーがマーケットダッシュボードを利用する最も一般的な目的をもとに構築されています。各選択肢を選ぶと、その目的に最も関連性の高いチャートのみを、ステップバイステップで表示するようダッシュボードが再構成されます。
現在の市場と参入候補市場を調査する
使用場面:事業拡大や戦略の見直しを行う前に、市場全体の状況を把握したい場合。
使用方法 :
マーケットスナップショットを確認する
KPI(売上、RevPAR、稼働率、ADR)を確認し、現在の市場パフォーマンスを把握します。
セクション:パフォーマンス概要
成長と季節性を評価する
過去データのチャートを使って、市場トレンドや季節による変化を把握します。
セクション:過去のパフォーマンス推移、需要と供給
高価格エリアと寝室タイプを特定する
マップと寝室カテゴリーのデータを使って、実績の高いエリアや一般的な物件規模を確認します。
セクション:価格別リスティングマップ、寝室カテゴリー別の空室状況と価格
ゲスト・ホストの傾向を把握する
どのアメニティ、料金、ポリシーが最も一般的か、そして最も予約されているかを確認します。
セクション:市場アメニティ、全ポリシー・手数料一覧表、宿泊日数・予約リードタイム別予約件数
競合物件の価格とパフォーマンスを比較する
使用場面:競合と自社のパフォーマンスを比較し、価格戦略を調整したい場合。
使用方法:
競合物件を見つける
類似した規模・価格帯のリスティングをマップ上で選択し、正確な競合セットを作成します。
セクション:価格別リスティングマップ、リスティング・競合セット
将来価格を分析する
今後の日付における競合価格を比較し、活用できる価格差を見つけます。
今後の価格動向
KPIを比較する
RevPAR、稼働率、ADRを競合セットと並べて確認し、自社の立ち位置を把握します。
セクション:競合セットとの比較
今後の市場需要を把握する
使用場面:需要の高い日付を特定し、価格や宿泊制限を前もって計画したい場合。
使用方法:
高需要の日付を表示
通常より高い稼働率の日付を洗い出し、割増料金の準備をします。
セクション:注目日程
価格と稼働率の動向を分析
稼働率と価格の曲線を使って、需要と価格の関係を理解します。
セクション:今後の稼働率、今後の価格動向
予約傾向に基づいた収益の最適化
○ 使用場面:最低宿泊日数ルールを微調整し、曜日毎の価格を調節したい場合。
○ 使用方法:
■ LOSおよび予約リードタイムの分析
● ゲストがどれくらい前から予約するか、また何泊滞在するかを確認し、それに合わせて設定を調整します。
● セクション:宿泊日数・予約リードタイム別予約件数、ブッキングカーブ(予約推移)
■ 曜日別の需要を確認する
● どの曜日の需要が強いかを特定し、週末/平日の価格設定を調整します。
● セクション:曜日別予約傾向
物件管理・獲得につながるリードを見つける
○ 使用場面: 自社の管理サービスの対象になりそうな物件やオーナーを見つけたい場合。
○ 使用方法:
■ 条件に合致するリスティングを見つける
● エリア、価格、寝室数で絞り込み、見込みの高いリスティングを特定します。
● セクション:価格別リスティングマップ、リスティング・競合セット
競合セットを作成・管理する
○ 使用場面: 市場の変化に合わせて、競合モニタリングの精度を保ちたい場合。
○ 使用方法:
■ 競合セットを作成・編集する
● ポートフォリオの変化に合わせて、新しい競合セットを作成したり、既存の競合セットを更新したりします。
● セクション:価格別リスティングマップ、リスティング・競合セット
画面左上にある「ダッシュボードテンプレート」のドロップダウンから、ガイド付き表示とフルダッシュボード表示をいつでも切り替えることができます。
重要業績評価指標(KPI)
このセクションでは、対象エリアにおける過去7日間、30日間、または直近365日間の8つのKPIについて、同じ長さの前期間と比較した詳細を確認できます。ダッシュボードの対象エリアにおける市場トレンドを一目で把握できるほか、ゲストの予約行動における季節的な変化や、パンデミック関連の変化を見つけるのにも役立ちます。
推定客室売上 - 過去期間分の数値はレポートで選択した通貨で表示されます。横に表示される小さい数値は、前期間と比較した増減です。この例では、当該エリアのリスティングは過去365日間で平均51.78Kの収益を上げており、これは前期間と比較して3.90Kドルの減少です。
RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上) - RevPARは、利用可能な客室/物件をどれだけ効率よく売上につなげられているかを確認する指標です。そのため、物件運営のパフォーマンスを把握するうえで役立ちます。稼働率とADRのバランスを示す指標で、稼働率に平均日額料金を掛けて算出されます。 続きを読む
推定稼働率 - 対象エリアの稼働率が、直近365日間とその前の365日間で比較して表示されます。このエリアのリスティングは、直近365日間の平均稼働率が73%で、前期間より3%低下しています。
ADR(平均客室単価) - ADRは、一定期間の総宿泊料金を宿泊数で割ったものです。民泊の平均価格を示す指標で、予約によって発生した総売上を、予約された宿泊数で割って算出します。実際に予約された料金をもとにした指標であり、未予約日の価格は含まれません。 続きを読む
稼働中リスティング数 - 直近365日間の稼働中リスティングの平均数が、前の365日間と比較して表示されます。このエリアでは現在約1,370件の稼働中リスティングがあり、前期間より289件増加しています。
予約件数 - 対象エリアのリスティングにおける直近365日間の予約滞在数が、前の365日間と比較して表示されます。これは予約が作成された数であり、必ずしも実際に滞在が発生した数ではありません。予約リードタイムが長い滞在も含まれるためです。
予約リードタイム - 直近365日間に予約された滞在が、どれくらい前に予約されたかを、前期間と比較して表示します。このエリアでは、前期間に比べて、やや早い時期に入る予約が少し増えています。
宿泊日数 - 直近365日間に作成された予約の滞在期間を、前期間と比較して表示します。ここでは平均ではなく中央値を表示しており、表示対象期間内に予約された長期滞在の影響を考慮しています。
マーケットダッシュボードのランディングページでは、契約中の各ダッシュボードに展開可能な行が表示されます。ダッシュボード横の矢印アイコンをクリックすると、関連するすべての競合セットの詳細テーブルが開き、それぞれの主要なパフォーマンスKPIを確認できます。任意の列で並べ替えたり、競合セット名をクリックして詳細ビューに直接移動したりできます。
ページ右上のドロップダウンフィルターでは、展開中のすべての行に対してKPIの日付範囲(過去7日間、30日間、または365日間)を調整できます。このビューを使うと、各ダッシュボードを個別に開かなくても、競合セット間でKPIをすばやく比較できます
このマップでは、レポート対象エリア内にある現在掲載中のリスティングのおおよその位置が表示されます。マップ上の各ドットにカーソルを合わせると、そのリスティングの寝室数と、今後1年間の平均価格を確認できます。各ドットのサイズはリスティングが掲載している寝室数によって決まり、ドットの色はそのリスティングの平均料金に対応しています。マップ右上のツールを使って、マップの移動、ズーム、エリア選択ができます。選択を解除するには、マップ上をダブルクリックします(トラックパッドを使用している場合は、タップではなくクリックが必要です)。
競合セットの作成手順については、こちらの記事で詳しく説明しています:カスタム競合セットの作成と適用方法
市場概要では、その月に予約が入ったリスティングの平均売上、RevPAR、ADR、稼働率、予約リードタイム、宿泊日数を確認できます。予約が複数の月にまたがる場合、その滞在の売上はチェックイン日が含まれる月に計上されます。これらの傾向は、市場全体または寝室カテゴリ別に、月ごとの平均値として確認できます。
サマリーテーブルでは、対象エリアの掲載中リスティング数に加え、過去1年間に確認された価格の中央値、宿泊日数、予約リードタイムを、全リスティングおよび寝室カテゴリ別に確認できます。
表の下にある「需要と供給」グラフでは、表示された日付までの7日間、または表示された月に発生した合計予約泊数(需要)を確認できます。また、その期間の掲載中リスティング総数も確認できます。
「注目日程」では、周辺の日付と比べて稼働率が高い日付がハイライト表示されます。ここに表示される日付を使って、今後需要が高まりそうな期間を把握し、それに応じて価格や宿泊条件を調整できます。また、下の「今後の稼働率」グラフで各日付の動きを確認し、周辺の日付と比べて予約がどのように入っているかを比較できます。
「今後の稼働率・予約・キャンセル動向」グラフには、選択した期間における稼働率(赤線)、ピックアップ(予約数の増分)(赤の破線)、キャンセル(グレー)、前年の最終稼働率(グレーの破線)、前年同日時点の稼働率(グレーの一点鎖線)が表示されます。この稼働率グラフを見ることで、どの日付がき続き需要が高く、どの日付が低需要なのかを把握し、物件の価格設定を検討できます。初期表示では今後約1年分のデータが表示されますが、グラフ下のスライダーや日付範囲セレクターを使って、より短い期間に絞り込むこともできます。また、予約動向を確認したい過去日数を選択することもできます。
「今後の価格動向」グラフでは、物件管理者が今後の日付に対してどのように価格を設定しているかを確認できます。上のグラフとあわせて確認することで、物件のレベニューマネジメント戦略を検討しやすくなります。「成約価格中央値」ラインは、リスティングが実際に予約されている価格の推定値です。推定値のため初期設定では表示されませんが、グラフ上部の「成約価格中央値」にチェックを入れると、パーセンタイルグラフとあわせて推定値を表示できます。
「曜日別稼働率・曜日別価格傾向」グラフでは、選択したエリア内のリスティングについて、過去30日間に確認された曜日別の平均稼働率と基本価格を確認できます。
「今後の宿泊日数動向」グラフでは、選択した期間(例:過去X日間)における最近の予約について、最も一般的な宿泊日数(LOS)を確認できます。今後の宿泊日ごとに、ゲストが通常どれくらいの期間で予約しているかを把握できるため、特定の期間に短期滞在または長期滞在が増える傾向を見つけやすくなります。
「直近の予約」グラフでは、予約リードタイムと宿泊日数に基づいて、予約泊数の分布を確認できます。表示を調整していずれかのカテゴリに絞り込んだり、予約泊数と予約数を切り替えたり、週末のみで絞り込んだりできます。
「宿泊月」グラフでは、過去2年間のうち選択した月について、過去の予約傾向を確認できます。どれくらい前に予約され、どれくらいの期間滞在しているかを確認でき、予約泊数と予約数の表示を切り替えることもできます。
ドロップダウンをクリックすると、予約泊数や予約数のデータ表示方法を切り替えられます。選択肢は以下のとおりです。
予約泊数
宿泊日数・予約リードタイム別予約泊数
予約件数
宿泊日数・予約リードタイム別予約件数
週末のみの予約泊数
宿泊日数・予約リードタイム別予約泊数(週末のみ)
表示を切り替えると、予約泊数を宿泊日数と予約リードタイム別に分けて確認できます。
このセクションでは、宿泊日までの期間に応じて、市場の売上、稼働率、ADR、RevPARがどのように積み上がっていくかを確認できます。各グラフのX軸には「宿泊日までの日数」が使用され、チェックイン日の360日以上前から宿泊日当日までの推移が表示されます。これにより、宿泊日が近づくにつれて予約や料金がどのように変化するかを把握できます。
ブッキングカーブは現在、1か月単位または複数月をまとめて表示する場合にのみ利用できます。これらのインサイトを使うことで、自社ポートフォリオの過去データだけに頼るのではなく、実際の市場の予約ペースに基づいて戦略を調整できます。
このセクションでは、ブッキングカーブを前年同期間と比較できます。季節ごとのパフォーマンスをベンチマークし、予約ペースの違いを特定するのに役立ちます。「前年と比較」オプションを使用すると、選択した任意の月についてデータを重ねて表示し、現在の傾向が過去のパターンとどのように一致しているかを確認できます。
グラフは一貫した形式で表示され、今年のデータは実線、前年のデータは破線で表示されるため、比較しやすくなっています。このビューは、売上、稼働率、ADR、RevPARなど、すべての主要指標で利用でき、前年比の変化を確認できます。
このセクションには、リスティングで求められる設備・機能を確認できる2つのグラフがあります。各アメニティを備えているリスティングの割合と、そのアメニティがあるリスティングで発生した予約の割合を比較します。「一般的なアメニティ」グラフでは、アメニティを備えているリスティングの割合が高い順に表示されます。一方、「人気のアメニティ」グラフでは、アメニティを備えているリスティングの割合と予約割合の差が大きい順に表示されます。
「人気のアメニティ」グラフでは、該当アメニティを備えているリスティングの割合と、そのアメニティがあるリスティングで発生した予約の割合との差を確認できます。
特定のアメニティの詳細を確認したい場合は、検索バーを使って、そのアメニティを備えているリスティングが対象エリアにどれくらいあるかを確認できます。なお、この検索対象は、市場内で最も一般的な50種類のアメニティのみです。たとえば、シャンプーなど特定のアメニティの需要が高い場合、その設備があるならリスティングページに追加しておくことをおすすめします。
アメニティのグラフと同様に、「週間割引」と「月間割引」のグラフでは、過去30日間に発生した予約の割合と、その範囲の手数料・割引を設定しているリスティングの割合を比較できます。
「清掃料金」と「キャンセルポリシー」のグラフでも、リスティングの割合と予約の割合が同じ形式で表示されます。
「最大宿泊人数」と「追加人数料金」のグラフについても同様です。
最後のセクションでは、希望する寝室数でリスティングを絞り込めます。ここでの選択は、ダッシュボード内のすべてのセクションに適用されます。また、ダッシュボードをPDFとしてエクスポートし、チームや物件オーナーと共有することもできます。このPDFには、現在のダッシュボードと同じ内容が反映され、適用中のフィルター、グラフのカスタマイズ、日付範囲も含まれます。
「PDFをダウンロード」をクリックすると、レポートをダウンロードするためのオプションが表示されます。
ブランディングとパーソナライズ: カスタムロゴ、配色、名刺情報に対応し、オーナーや投資家向けに洗練された見た目にできます。
セクション管理:新しいダウンロードパネルから、含めたいセクションを選択し、各セクションにカスタムメモを追加できます。レポート構成を細かくコントロールできます。
これらのグラフは、市場の変化を把握したり、他の民泊の運用状況を確認したり、自社のパフォーマンスを市場と比較したりする際に役立ちます。
更新スイッチをオンにしておくと、ダッシュボードのデータは毎日自動で更新されるため、手間をかけずに市場の最新状況を確認できます。