マーケットダッシュボードの活用:実際の活用例とケーススタディ

マーケットダッシュボードの活用:実際の活用例とケーススタディ

このページでは、マーケットダッシュボードについて、主要な指標やトレンドを取り上げながら、それぞれのグラフが示す内容とその活用方法をより分かりやすく解説します。

リスティングマップと競合セット

所在地

レポート対象エリア内で稼働中のリスティングのおおよその位置が地図上に表示されます。


地図上の各ドットにカーソルを合わせると、そのリスティングの寝室数と、今後1年間の平均料金を確認できます。


各ドットの大きさは、リスティングに掲載されている寝室数に応じて決まり、色はリスティングの平均料金を示します。地図の右上にあるツールを使うと、地図の移動やズーム、範囲の選択ができます。


  1. 選択した範囲内に含まれるリスティングの一部のが表示されない場合、ダッシュボードのリスティング数が上限に達していることが原因です。
  2. ダッシュボードで設定した半径は検索範囲の上限であり、その中心点から最も近いリスティングを最大X件取得します。

リスティング・競合セット

このセクションでは、競合セットを作成できます。競合セットとは、市場全体(1,000件、5,000件、10,000件にもなるリスティング全て)ではなく、主要業績評価指標(KPI)や市場データを確認する際に、特に比較対象としたい物件のグループです。

カスタム競合セットの作成方法と表示方法について詳しくは、ナレッジベースの次の記事をご覧ください。https://help.pricelabs.co/portal/ja/kb/articles/how-to-create-view-custom-compsets

特定のリスティングのデータを確認する場合は、そのリスティングだけを含む競合セットを作成し、「競合セットを表示」セクションで選択できます。これにより、表示される主要業績評価指標(KPI)はそのリスティングに関連するもののみとなります。

利用場面:

  1. 特定のリスティングだけに絞り込んで検索・分析する。
  2. 自分のリスティングの料金が競合セットと比べてどのように設定されているかを比較し、「近隣データ」で活用する。
  3. ポートフォリオ分析で競合セットを使用して、自分のリスティングの料金を市場と比較する。
  4. 寝室数、ビーチフロント物件、海が見える物件、自分のリスティングにも備わっている特定のアメニティなど、条件に基づいて競合セットを作成する。

市場サマリー

予想平均売上


  1. このグラフでは、フィルター条件に該当するすべてのリスティングについて、過去数か月間の平均売上の推定値を確認できます。
  2. なぜ「推定」なのか?ーAirbnbから取得できるデータには限りがあり、実際の売上を正確に算出するために必要な情報をすべて取得できるわけではありません。たとえば、データ取得時の一時的な不具合、リスティングのブロック解除に関する処理が正しく機能しないケース、予約の大半が異なる料金設定の他サイト経由で行われているケース、OTA(オンライン旅行代理店)で適用される特別な手数料やコミッションなどがあります。そのため、ここでは実際の売上ではなく、取得できたデータをもとに算出した推定値を表示しています。
  3. グラフにカーソルを合わせると、その月の平均売上の推定値が表示されます。
  4. グラフ上でクリックしてドラッグすると、表示範囲を拡大できます。ダブルクリックすると元の表示に戻ります。
  5. 表示される推定値は、マーケットダッシュボードで設定しているフィルターに合致するリスティングを対象としたもので、市場全体、競合セット、特定の寝室数のリスティングなど、選択した条件に応じて表示されます。

利用場面:

  1. まず、年間のどの月に売上が最も高くなるかを確認し、それに合わせて価格を調整する。(一定の売上を確保するために、季節別最低価格を設定するなど)
  2. このグラフを見ることで、その市場で繁忙期と閑散期がいつなのかを簡単に把握できます。また、月ごとの売上を予測しやすくなり、それぞれの月に向けて適切な準備ができます。
  3. 上記のとおり、特定の月の売上が高い場合は、その月の価格を高めに設定することで、収益を最大化できます。

平均RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)


  1. このグラフでは、RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)の推定平均値を確認できます。RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)は、総売上を予約可能な泊数で割るか、稼働率と平均客室単価(ADR)を掛けて算出します。
  2. RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)を使うと、稼働率と平均客室単価(ADR)を個別に見るよりも、物件のパフォーマンスを総合的に把握できます。

利用場面:

  1. 前月までよりRevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)が高いのに、十分な売上(利益)が得られていない場合は、RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)を構成する稼働率と平均客室単価(ADR)のグラフを確認しましょう。
  1. RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)が高くても、稼働率だけが高い場合があります。稼働率が高いからといって、必ずしも収益を最大化できるとは限りません。
  2. この場合、稼働率が多少下がっても、平均客室単価(ADR)を引き上げることを優先します。
  3. 期待する収益を確保するために、最低価格をあらかじめ設定しておくこともできます。
  4. 反対に、平均客室単価(ADR)が高いためにRevPARが高くても、稼働率が低ければ、十分な収益につながらない場合があります。
  5. RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)、稼働率、平均客室単価(ADR)をあわせて確認することで、ポートフォリオのどこに改善の余地があるのかを把握できます。

平均稼働率


  1. ADRは平均客室単価のことです。このグラフでは、1か月間の平均客室単価(ADR)を確認できます。
  2. RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)のグラフと似ていますが、このグラフでは稼働率は考慮されていません。
  3. ここに表示されるのは、その月の平均的な客室単価で、すべてこの料金で予約されたことを意味するものではありません。

利用場面:

  1. ある月の平均客室単価(ADR)実績を確認することで、その市場で実際に設定されていた料金の相場感を把握できます。
  2. 稼働率のグラフとあわせて見ることで、稼働率が高かった月を確認し、その市場でどの程度の平均客室単価(ADR)が適切なのかを判断することができます。
  3. 市場の平均客室単価(ADR)と稼働率がともに高い場合は、ご自身のリスティングと比較してみましょう。ご自身のリスティングでも同じ状況であれば、市場より平均客室単価(ADR)を高く設定することで、さらなる収益アップを目指せます。

予約リードタイム中央値


The Median Booking Window shows the median number of days of how far in advance guests are making their bookings.

利用場面:

  1. このデータから市場の予約パターンを把握し、ご自身のリスティング価格をどの程度積極的に設定すべきか判断できます。
  2. たとえば、2023年10月の予約リードタイムの中央値が56日だったとします。2024年9月になっても10月の予約がほとんど入っていなければ、すでに多くの予約が入る時期を過ぎているおそれがあり、直前予約だけで10月の予約を埋めるのは難しいかもしれません。この場合、稼働に応じた価格調整の「超積極的な割引」で価格を大幅に引き下げ、予約を増やすことを検討してみてもよいでしょう。
  3. 一方、11月や12月については、それぞれの月の価格設定を確認し、市場と比べて予約を獲得しやすい競争力のある料金になっているか確認します。

宿泊日数中央値


宿泊日数の中央値は日数で示され、ある月の予約について、それぞれ何泊の予約が入っているかを表します。

利用場面:
このデータを見ることで、リスティングに設定する最低宿泊日数を簡単に判断できます。
たとえば、宿泊日数が1~3日の範囲に集中している場合、この市場では短期滞在の予約が多いことが分かります。そのため、中長期滞在向けの価格設定や運用に切り替えても、あまりメリットがない可能性があります。

一覧表


  1. アクティブなリスティング: 市場内の寝室数別リスティング総数。
  2. 掲載価格中央値: 向こう360日間の各日の掲載価格の中央値。
  3. 成約価格の中央値: 向こう360日間に予約されたリスティングの宿泊単価の中央値。
  4. 成約価格(1週間)の中央値: 向こう360日間で、のべ宿泊日数7泊以上の成約価格中央値。
  5. 成約価格(1か月)の中央値: 向こう360日間で、のべ宿泊日数30泊以上の成約価格中央値。
  6. 宿泊日数の中央値: 過去360日間に入った予約の宿泊日数中央値。
  7. 宿泊日数: 1件の予約に含まれる宿泊泊数の合計。
  8. 予約リードタイムの中央値: 過去360日間に入った予約の予約リードタイムの中央値。
  9. 予約リードタイム: 宿泊日の何日前に予約が入ったかを示す期間。

需要と供給

リスティングあたり平均予約数

  1. このグラフでは、アクティブなリスティング数に対して、ある月に市場全体でどれくらいの予約が入ったかを確認できます。
  2. たとえば、市場にアクティブなリスティングが100件あり、その期間に市場全体で100件の予約が入った場合、1リスティングあたりの平均予約数は1件となります。
  3. これは、すべてのリスティングに1件ずつ予約が入ったという意味ではありません。ただし、市場全体としては、自分のリスティングにも予約が入るだけの十分な需要があると考えられます。

利用場面

  1. このデータから、市場の供給が需要を上回っているのか、それとも需要が供給を上回っているのかを把握できます。
  2. 1リスティングあたりの平均予約数が1件未満の場合、市場の稼働率が低くなる可能性があります。これは、市場全体の予約数が予約可能なリスティング数を下回っていることを示しているためです。
  3. 特に閑散期には、1リスティングあたりの平均予約数が1件を下回ることがあります。

アクティブなリスティング数

  1. このグラフでは、各月の市場におけるアクティブなリスティング数を確認できます。
  2. グラフにカーソルを合わせると、予約サイト上でアクティブだったリスティング数の推定値が表示されます。
  3. 週単位または月単位で表示できます。

利用場面: 

  1. このグラフを見ることで、市場にリスティングが増えすぎて、市場が飽和状態になっていないかを確認できます。
  2. 市場の予約数が増えていない一方で、アクティブなリスティング数が大幅に増えている場合、市場の稼働率に影響します。結果として、需要に対して供給が過剰な状態になる可能性があります。
  3. こうしたデータを活用することで、その市場で物件に投資すべきかどうかを判断したり、過去数か月と比べて現在のリスティングの稼働率が低下している理由を分析したりできます。
  4. 特に閑散期には、こうした市場の供給過多がよりはっきりと表れます。

価格と稼働率の傾向

重要日

  1. このセクションでは、今後数か月から1年の間で、他の日と比べて市場の稼働率が大幅に高くなる日を確認できます。
  2. 日付は、稼働率の差が大きい順に表示されるため、需要が最も高い日から順に確認できます。
  3. 日付やその期間を確認することで、その市場のリスティングについて、価格や最低宿泊日数を調整するかどうかを判断できます。
  4. さらに、下にある「今後の稼働率」と「今後の価格」のグラフを見ることで、注目日とその前後の市場の動向を詳しく確認できます。

今後の稼働率、予約状況、キャンセル状況

  1. このグラフでは、デフォルトで今後1年間のマーケットパフォーマンスを表示します。日付範囲は、オレンジ色メニュー(ハンバーガーメニュー)から変更できます。
  2. グラフをダブルクリックすると、過去2年間のマーケットデータを確認できます。また、グラフ下のグレーのスライダーを使って、グラフに表示する日付範囲を変更することもできます。
  3. ピックアップ期間はデフォルトで30日に設定されています。オレンジ色メニューにある「過去〇日間に入った予約」セクションから、30日、14日、7日に変更できます。
  4. グラフのX軸下にある凡例をクリックすると、特定の項目の線を表示・非表示にできます。
  5. マーケットの稼働率データはCSV形式でもダウンロードできます。ダウンロードしたデータを使って、必要に応じてさらに分析・加工できます。

  1. グラフ上の特定の日付にカーソルを合わせると、その日の各種指標を確認できます。

 赤い実線(今後の稼働率): 

  1. 今後1年間について、現時点でのマーケットの稼働率を表示します。
  2. マーケットで今後、需要がピークを迎える日を見つけたり比較したりする際に役立ちます。また、それぞれの将来の日付について、現時点でマーケットがどの程度予約で埋まっているかを確認できます。

 赤い点線(ピックアップ):

  1. 現時点のマーケットの稼働率に含まれる予約のうち、過去30日間に入った予約数を表示します。
  2. そのマーケットで直前予約が多い傾向にあるかどうかを確認するのに役立ちます。
  3. オレンジ色のメニューから、過去14日間または7日間に入った予約数を確認することもできます。

 グレーの実線(キャンセル):

  1. 過去30日間にキャンセルが発生したマーケット内のリスティング数を表示します。
  2. 表示される期間は、ピックアップ期間の設定に応じて変わります。

 グレーの点線(前年実績):

  1. 前年の同じ日付・曜日になった時点で、最終的に何件のリスティングが予約で埋まったかを表示します。
  2. グレーの点線(前年の同時期)と比較することで、現在の稼働率が前年と比べてどの程度なのか、また宿泊日が近づくにつれて予約がどれだけ増えたのかを確認できます。

グレーの半点線(前年の同時点):

  1. 前年の同じ時期に、市場のリスティングが何件予約済みだったかを示します。
  2. 赤い実線(将来の稼働率)と比較することで、今年の市場の稼働率が昨年の水準を下回っているか、上回っているかを確認できます。
  3. グレーの点線(前年実績)と比較することで、すでに昨年の最終的な稼働率に達しているか、または宿泊日が近づくにつれてさらに予約が入る可能性があるかを判断できます。
  4. 将来の日付の市場の動きを前年と比較することで、リスティングの価格や最低宿泊日数をどう設定するか判断できます。
  5. 市場の動きが前年より鈍い場合は、稼働率を高めるために価格を下げたり、最低宿泊日数を短くしたりできます。
  6. 市場の動きが前年より好調な場合は、収益を高めるために価格を上げたり、最低宿泊日数を長くしたりできます。

将来の価格

このグラフでは、デフォルトで今後1年間の市場のリスティング価格を表示します。表示する期間は、オレンジ色のメニューから変更できます。
グラフをダブルクリックすると、過去2年間の市場データを表示できます。また、グラフ下のグレーのスライダーを使って、表示する期間を変更することもできます。
オレンジ色のメニューから切り替えをオンにすると、市場の成約価格の中央値を表示できます。
グラフ横軸の下にある凡例をクリックすると、特定の価格を表示・非表示にできます。
将来の価格データはCSV形式でダウンロードできるため、必要に応じてデータを加工・分析することもできます。

  1. グラフ上で特定の日付にカーソルを合わせると、その日の各パーセンタイル区分の価格と、成約価格の中央値を確認できます。
  2. グラフの各パーセンタイルは、市場にあるリスティングの価格を25~50パーセンタイル、50~75パーセンタイル、75~90パーセンタイルの範囲に分けて表示しています。

 えんじ色の点線(成約価格の中央値):

  1. この線は、その日の市場内のリスティングで5件を超える予約が入っている場合にのみ表示されます。
  2. 点線のえんじ色の線は、その日に市場内で予約されたリスティングの成約料金の中央値(50パーセンタイル)を示します。
  3. この線を見ることで、リスティングの掲載価格(提示価格)と、実際に予約された価格(多くのリスティングで予約が成立している価格)の差を確認できます。
  4. このデータから、多くのリスティングで予約が入っている価格帯を把握し、必要に応じて価格を調整できます。

曜日別稼働率

  1. このグラフでは、曜日ごとの市場の稼働率を確認できます。
  2. 上のグラフでは、金曜日、土曜日、日曜日の稼働率が他の曜日よりやや高くなっています。
  3. これは、この3日間の週末により多くの予約が入ることを示しています。
  4. 過去365日間または30日間のデータを確認できます。

利用場面:

  1. 平日の稼働率が週末に比べて大幅に低い場合、その市場は週末の需要が中心であることを示しています。
  2. これを参考に、週末は料金を高めに設定して、週末の収益を増やすことができます。
  3. 平日は料金を下げることで、予約率を高めることができます。

曜日別価格

  1. このグラフでは、曜日による価格変動を確認できます。
  2. 上のグラフでは、すべての曜日で価格帯がほぼ同じであることが分かります。週末だからといって価格を上げる必要はありません。
  3. このグラフは、曜日ごとの稼働率とも合わせて確認できます。
  4. 週末の稼働率が高ければ、週末の価格も高くなります。これは、需要と供給に基づいて価格が決まるためです。

利用場面:

  1. 上のグラフで週末の価格が高い場合は、リスティングの価格も高く設定してより多くの収益を得られます。
  2. 週末の価格を低く設定していると、需要の高い日にリスティングを安く提供してしまうことになります。
  3. 平日も同様です。平日の料金が低いにもかかわらず、リスティングの価格を高く設定していると、予約が入りにくくなります。需要が最も低い曜日に、料金の高いリスティングとして表示されてしまうためです。

宿泊日数と予約リードタイムの傾向

  1. このグラフでは、重要日における宿泊日数別の需要を確認できます。
  2. グラフにカーソルを合わせると、指定した日程での宿泊日数ごとの割合を確認できます。上のグラフでは、宿泊日数が3~4日のケースが最も多く、桃色で表示されています。
  3. 市場における宿泊日数の変化や、繁忙期により多くの収益を得るための最適な宿泊日数を把握するのに役立ちます。
  4. 過去7日間、14日間、30日間のデータに加え、取得可能なすべての期間のデータを確認できます。

利用場面: 

  1. これを使うと、閑散期や繁忙期全体の宿泊日数をまとめて確認し、最も予約が多い宿泊日数と、その日の平均宿泊単価を把握できます。
  2. 過去のデータをもとに、次のシーズンの最低宿泊日数を設定する際にも役立ちます。

アメニティ

「アメニティグラフ/表」は、アメニティを備えているリスティングの割合と、過去30日間に、そのアメニティを備えたリスティングで予約された割合を比較して表示します。
これにより、市場で人気の高いアメニティや、需要の高いアメニティを把握できます。アメニティのセクションには、2つの表があります。

一般アメニティ

一般的なアメニティのグラフでは、アメニティを提供しているリスティングの割合(赤)と、そのアメニティを求めて予約された割合(ピンク)を比較し、アメニティをランキング形式で表示します。


例えば、下のグラフを見ると、市場のリスティングで最も多く提供されているアメニティはWi-Fiであることが分かります。96.91%のリスティング(赤)がWi-Fiを提供しているとしています。一方、過去30日間の予約の98.89%(ピンク)は、Wi-Fiのあるリスティングを探していました。Wi-Fiの需要は高いものの、市場のほとんどのリスティングですでに提供されています。

同じ表の別の例を見ると、予約の94.3%が「基本アメニティ」を求めていたのに対し、市場でこれを提供しているリスティングは80.15%にとどまっています。これは、「基本アメニティ」が特に需要の高いアメニティである一方、まだ多くのリスティングで提供されていないことを示しています。「基本アメニティ」を提供していない場合は、追加することで予約につながる可能性を高めることができます。

希望アメニティー

希望アメニティーのグラフでは、アメニティーを提供しているリスティングの割合と、そのアメニティーを求める予約の割合との差が大きい順に、アメニティーをランキング形式で表示します。下のグラフでは、「セルフチェックイン」が最も需要の高いアメニティーとして表示されています。セルフチェックインを求める予約の割合と、実際に提供しているリスティングの割合との差が最も大きいためです。続いて「基本アメニティー」などがランクインしています。このグラフから、特に需要の高いアメニティーを把握できます。これらをリスティングに追加することで、パフォーマンスの向上につながる可能性があります。

ポリシーと料金

週割

  1. このグラフでは、リスティングに設定されている週割の割引率と、過去30日間の予約に適用された週割の割合を確認できます。週割が適用可能な予約のみが対象です。
  2. 表示される割合は、マーケットダッシュボードで現在絞り込んでいるリスティングを対象としていますが、市場全体、競合セット、特定の寝室数などに変更することもできます。
  3. どの割引率が予約につながりやすいかを把握し、予約数を増やすための割引率を設定する際の参考にできます。

  1. この例では、41.18%のリスティングが6~10%の週割を設定していますが、この範囲の割引が適用された予約は31.72%にとどまっています。グラフを見ると、予約の大半(薄い色)は、週割を0%に設定しているリスティングで発生しています。
  2. この結果から、この市場では週割を設定しなくても問題ないことが分かります。6~15%程度の週割を設定しているリスティングのほうが、より多くの予約を獲得している傾向があるため、週割を設定する場合はこの範囲の割引がおすすめです。

月割

  1. 週割のグラフ同様、このグラフでは、リスティングに設定されている月割の割引率と、過去30日間の予約に適用された月割の割合を確認できます。月割が適用可能な予約のみが対象です。
  2. 表示される割合は、マーケットダッシュボードで現在絞り込んでいるリスティングを対象としていますが、市場全体、競合セット、特定の寝室数などに変更することもできます。
  3. どの月割の割引率が予約につながりやすいかを把握し、予約数を増やすための割引率を設定する際の参考にできます。

  1. この例では、7.35%のリスティングが21~25%の月割を設定しています。一方、この市場でこの割引が適用された予約は19.35%に達しており、この割引率が魅力的な条件であることが分かります。グラフを見ると、予約の大半(薄い色)は、月割を0%に設定しているリスティングで発生しています。
  2. この結果から、この市場では月割を設定しなくても問題ないことが分かります。50%以上のリスティングが月割を設定していないにもかかわらず、十分な予約を獲得できているためです。月割を設定する場合は、21%以上にするのがおすすめです。21%以上の割引率では、リスティングの割合に比べて、より多くの予約を獲得していることが分かるためです。

清掃料金

  1. このグラフでは、リスティングに設定されている清掃料金の価格帯ごとの割合と、過去30日間の予約における各価格帯の割合を比較できます。
  2. 表示される割合は、マーケットダッシュボードで現在絞り込んでいるリスティングを対象としていますが、市場全体、競合セット、特定の寝室数などに変更することもできます。
  3. 清掃料金を設定するかどうか、また設定する場合に、どの価格帯にすると予約数を最大化できるかを判断する際に役立ちます。

  1. この例では、15.09%のリスティングが21~25米ドルの清掃料金を設定しています。一方、この価格帯の清掃料金を設定しているリスティングでの予約は21.66%に達しており、リスティングの割合に比べて予約の割合が高くなっています。グラフを見ると、この市場では清掃料金を設定していないリスティングでの予約が最も多く、リスティングの割合に対して予約の割合も高くなっています。このことから、清掃料金を設定していないリスティングのほうが、より人気が高いことが分かります。
  2. この結果から、この市場では清掃料金を設定しないほうがよく、実際に予約数も最も多いことが分かります。清掃料金を設定する必要がある場合は、21~25米ドルに設定するのがおすすめです。他の価格帯と比べて、予約につながる割合が高いためです。

キャンセルポリシー

  1. このグラフでは、特定のキャンセルポリシーを設定しているリスティングの割合と、過去30日間にそのキャンセルポリシーを設定したリスティングで入った予約の割合を比較できます。
  2. 表示される割合は、マーケットダッシュボードで現在絞り込んでいるリスティングを対象としていますが、市場全体、競合セット、特定の寝室数などに変更することもできます。
  3. どのキャンセルポリシーで予約が最も多いかを確認するのに役立ちます。これを参考にキャンセルポリシーを設定することで、稼働率を下げるリスクを抑えられます。

  1. この例では、厳格なキャンセルポリシーを設定しているリスティングは19.12%にすぎませんが、予約は31.99%に達しています。また、非常に厳格なポリシーを設定しているリスティングでの予約も23.49%あります。これらを合わせると50%を超えます。一方、柔軟または普通のキャンセルポリシーを設定しているリスティングは多いものの、予約の割合はそれほど高くありません。このことから、この市場では、キャンセル条件が厳しめのリスティングでも十分に予約を獲得できていることが分かります。
  2. この結果から、この市場では、キャンセル条件を必ずしも緩く設定する必要はないと考えられます。ある程度厳しめのキャンセルポリシーでも、旅行者に受け入れられ、予約につながる可能性があります。

最大宿泊人数

  1. このグラフでは、宿泊できる最大宿泊人数ごとのリスティング数と予約数の分布を確認できます。宿泊可能人数ごとに、市場に占めるリスティングの割合と、過去30日間予約の割合を比較しています。また、各人数区分について、リスティングの平均基本宿泊単価と、実際の成約価格も確認できます。
  2. 例えば、このグラフでは、市場の43.37%が最大2名まで宿泊できるリスティングで、そのリスティングで全予約の39%が獲得されています。一方、1名しか宿泊できないリスティングは市場のわずか2.66%で、全予約に占める割合も2.56%となっています。

利用場面:

  1. どの最大宿泊人数のリスティングが人気なのかを把握できます。この例では、最大2名まで宿泊できるリスティングのほうが、最大1名、3名、5名まで宿泊できるリスティングよりも需要が高いことが分かります。
  2. どの最大宿泊人数のリスティングに注力するかを検討する際に役立ちます。また、市場で供給が少ない最大宿泊人数のリスティングと、その予約状況も確認できます。こうした情報をもとに、そのようなリスティングを求めるグループからの需要に応じて、料金を上乗せできる可能性を検討できます。
  3. 例えば、市場にある最大5名まで宿泊できるリスティングはわずか3.76%ですが、全予約の4.51%がこれらのリスティングに入っています。このことから、最大5名まで宿泊できるリスティングは、供給数に対して需要が相対的に高いと考えられます。そのため、料金戦略に合う場合は、割増料金を設定する余地があります。

追加人数料金

  1. このグラフでは、リスティングに設定されている追加人数料金の割合と、過去30日間の予約における割合を確認できます。
  2. 例えば、この市場では、75.94%のリスティングが追加人数料金を設定していません。また、過去30日間の市場全体の予約の68.94%が、追加人数料金を設定していないリスティングで入っています。

  1. また、市場全体のリスティングの14.62%が21ユーロ以上の追加人数料金を設定しており、過去30日間の市場全体の予約の11.4%が、これらのリスティングで入っています。
  2. これは追加人数料金を設定する際の目安になります。このグラフを使うと、追加人数料金を設定しているリスティングの需要や、設定されている料金を確認できます。現時点では、リスティングの75.94%、予約の68.94%が追加人数料金を設定していません。

利用場面:

このグラフから、追加人数料金が高くなるにつれてリスティング数と予約数の両方が大きく減少している場合、追加人数料金を高く設定すると予約が入りにくくなる可能性があることも分かります。

追加人数料金を設定する必要があり、現在の料金が市場の水準より高い場合は、最も多く設定されている価格帯に合わせて料金を見直すことをおすすめします。